先生、あなたに逢えて幸せでした
先生に怒られたくないから急いで片付けをした。




自分から避けてたくせに、先生と話していると嬉しくて涙が出そうになる。




帰り支度をしている途中にチラって先生をのぞき見すると先生の目が悲しそうにでも優しく私を見つめてた…………





そんな目を見たら私は一瞬で動けなくなる。




先生は違う女の人のもの。



私には絶対手に入らない人。




だから、私は忘れる事にしたはず………



必死な思いで目線を外し、片付けを終わらした。




早く先生の側から離れたい。




先生が見れない場所に早く行きたい。





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