先生、あなたに逢えて幸せでした
急いで現実から戻ってきた私は頭をフル回転させた。
先生のアパートに行きたい。でも彼女さんの私物があったら…
いろいろ考えたが、私は甘い誘惑に負けた…
『じゃ。先生のアパートで食べよ?テイクアウトじゃなくて、私が作ってもいい?さっきの紅茶のお礼に!』
先生に私の手料理を食べて貰いたい…
例え、誰か違う女の人の者でも…
『要、料理出来るのか!?』
先生はビックリした顔をしなから私を見た。
『両親が忙しいから小さい頃から家事全般してたから料理は得意だよ』
『じゃ、要の手料理食おう。悪いな!楽しみだよ』
そう言ってとびっきりの笑顔を向けた。
その笑顔に私、要 由佳 ノックアウト!
心の中で料理を教えてくれたお母さんに感謝!
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