Light at daybreak
~夜明けの光~
「そうだな、そのことから話そう。
ここはラフォントロ王国。
セナから見たらここは異世界ということになるかな。」
予想外な答えに返す言葉もみつからなかった
「…異世界………
…ここは日本でも地球でもないってこと?」
「そうだ」
小さな声で確認するように呟くと
確定する答えが返ってきた
セナは予想外の答えに呆然とした
「私は、ある人に頼まれセナをここまで連れてきたんだ。」
クレオの話によると
セナは森の中で眠っていて
それをクレオが見つけて連れてきたらしい
「………だが、私が連れてくるよう頼まれたのは
青い瞳をもつプラチナブロンドの髪の女性だったのだが…」
そう言って
クレオはセナの顔を見ながら
少し困ったような顔になった
それを聞いたセナはハッとして片方の目の上に手をかぶせた
そして少ししてから
俯き何かしているようだった