Jully〜あなたと夢を〜

持ってきたアイスコーヒーを飲みながら、平然を装い聞いてみる。


「きょ…今日はどおしたの?」

「…あの〜相談があって…」


雪ちゃんは消え入るような声で言った。


「…私、……が好き…んです…。」


「え?何?」


よく聞き取れず、もう一回聞き返す…。


「私、店長が好きなんですぅ…」



ブゥーーーッ!!



雪ちゃんには悪いが、びっくりして飲んでたアイスコーヒーを吹き出す。

今度は違う意味で周りの視線が気になる…。


「…え?いつから?…」


おしぼりで吹き出したアイスコーヒーを拭きながら、雪ちゃんに聞く。


「わかりません…。でも気付いたら店長の事好きになってて…」


昨日はそんな素振りも見せずにあんなに食べてたのに…。



< 123 / 263 >

この作品をシェア

pagetop