Jully〜あなたと夢を〜

「…すみません店長。色々ありがとうございました。」


車から降り、運転席に居る店長に深々頭を下げる。


「なぁに、気にするな!ジュリーの言った事も気にするなよ!」

「……はい。」



そう言い残し、店長の車は走り去った…。
車が見えなくなり、振ってた手を止める。
綺麗な月を背に、私はアパートへ小走りに向かった。



「…ただいま〜」


自分の部屋のドアを開け、いつもの様にそう言ってベッドに倒れこむ。


気にするなっていってもな…。


冷たいベッドに横になりながら、研二さんの事を考える。


私、どうしたらいいの?


色んな事を考えながら、そのまま私は眠りに落ちていった…。


教えてよ……。



……………。




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