Jully〜あなたと夢を〜
思いもよらない返事だった。
同じ誕生日っていうのも少しビックリしたが、見ず知らずの俺の誘いを受けたからだ。
「じゃあコンビニでシャンパンでも買おうか」
そう言って、二人でバイト先のコンビニに戻った。
「いらっしゃいませ〜…あれ〜古俣さんじゃないですか〜」
「お疲れ〜ちょっとシャンパン買いに来たんだ。」
そう言って雪ちゃんの前を通り過ぎようとしたら、朱美さんに気付いたらしく、ニヤニヤした顔で俺の耳元で囁いた。
「そういう事だったんですね」
「ど…どういう事だよ」
そう言い終わる前に、雪ちゃんは凄い勢いで、バックにいる店長のもとへ走っていった。
「店長〜古俣さんが彼女連れてきましたぁ〜」
大きい声でそう言いながら………。