Jully〜あなたと夢を〜
久し振りにこのホームに立った。何もかもが懐かしい。変わらない駅員さん、広告看板、1年半前と何も変わってない。
懐かしさで胸が一杯になり、すでに涙目の私。研二さんの気持ちも変わってないといいな…
そう思いながら北口への階段を駈け降りた。
人が多いというのは電車を降りてすぐ思った。その理由に、階段を降りてる途中で気付く。
階段脇の小窓から見えるあの場所に、沢山の人集り。研二さんの歌を聞きに来た人達の姿が見えた。
階段を降りきり、一歩一歩人集りに近付く。ライブは既に始まっていた。
研二さんの姿は見えないが、大好きな人の声が、歌が私の耳に入ってくる。いつの間にか涙目は涙に変わっていた。
ふと涙でぼんやりした視界に、見慣れた後ろ姿が目に入る。