Jully〜あなたと夢を〜
キッパリ言い切った俺に、頼りにしてるぞと肩をバシバシ叩く。
結構痛い…。
社長はそのまま俺の肩を掴んで、スタッフルームに入るよう促す。
中に入るとスタッフが既に集まり、円陣を組んで俺を待っていた。
1人分空いた場所から、社長が俺の背中を押して真ん中へ導く。空いてた場所に社長が入り、円陣が埋まる。
「ジュリー景気付けにビシッと頼むぞ!」
円の中央に居る俺に向かって、社長が言う。スタッフも肩を組ながら、俺の言葉を待っている。
─こういうの慣れてないんだけど
困った顔で社長を見ると、早くなんか言え!と目で合図をする。そして、シャーッと俺を威嚇。
………。
ふぅ……
社長の威嚇に恐れた俺は、ため息を吐いた後みんなに今の想いを伝えた。