Jully〜あなたと夢を〜

「店長、雪ちゃん、社長、スタッフの皆さん…みんなに出会って、今ここに居ます。ありがとう!」


そう言いながら、最後に社長と握手を交わす。涙ぐむ社長にニコッと微笑んで、円陣の中央に戻る。


「皆さんのおかげで夢が叶いました!今日は楽しみたいと思います!もう少し俺の夢に付き合ってください!」


そう言って大きく息を吸い込む…


「行くぞ!」

「「はい!」」

「1…2…3………」




「「「ダーーーー!!」」」


パチパチパチパチ…


拍手と同時に円陣が解かれ、スタッフみんなとハイタッチをする。


開場が始まった為、また慌ただしくスタッフが動き出す。


「ジュリー!」


社長が俺の愛用ギターを手にして呼ぶ。ギターを手渡し熱い包容。


「叶ったなお前の夢。」

「はい。」



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