Jully〜あなたと夢を〜
第3章・夢に向かって
チュンチュンチュン
雀の声で目が覚めた。
カーテンの隙間からの朝日が眩しい。
「ふわぁ〜」
でっかい欠伸を一つ。
どうやら、昨日はいつの間にか眠ったらしい。
眠たい目を擦りながら、ベッドから起き上がる。
顔洗いに洗面所へ向かうと、ひどい寝癖の男が鏡に映ってる。
ぷっ…
自分の寝癖で笑うのもどうかと思うが、かなりの傑作だ。
すかさず携帯を取り、カメラで撮ろうと考える。
こりゃ店長バカウケだな。
携帯を手に取り、メール受信に気付く。
“新着メール2件”
雪ちゃんと朱美さんからのメールだった。