Jully〜あなたと夢を〜
自分の気持ち
─それから雪ちゃんと朱美さんは、毎日の様に俺の歌を聞いてくれた…。
仕事の合間をぬって、店長まで聞きに来てくれた。
もちろん『メタボ行進曲』も何回か歌ったが、雪ちゃんのパパモン熱も冷め、お蔵入りとなった。
ただ朱美さんのリクエストにはまだ答えられないでいた…。
1月…2月…3月とあっという間に時間が過ぎていった…。
2月のバレンタインデーには2人からチョコをもらった。店長ももらったけど泣いて喜んでいた…。
3月にはみんなで花見もした。
そして4月…
うちのコンビニに新しいバイトとして、朱美さんが入った。
そしてこの頃から俺の気持ちがだんだんと変わり始めてきた……。