Jully〜あなたと夢を〜
2人で店長に挨拶を済ませ、隣のファミレスへ。
コンビニと違い割と混んでいた。
お好きな席へと促され、一番奥の席につく。
「何でも頼んでいいから!ここはおごるから」
メニューを見ながら、雪ちゃんにそう伝える。
「いよ!太もも!」
雪ちゃんはメニューから視線を外さず、嬉しそうに答えた。
「……太っ腹。」
小声で雪ちゃんのセリフに突っ込む。
「え?何か言いましたか?」
そう言いながらも、注文を取りに来た店員に、コレとコレと…と俺の財布事情を考えない注文ぷり。
程なくして来た料理の数に唖然としながらも、雪ちゃんは満足そうに食べていく。
「け…結構食べる方なんだね。」
少食の俺がびっくりしながら言う。
「そうですか?まだデザート2品来ますから…」
ハンバーグドリアを口いっぱい頬張りながら、答えた…。