Jully〜あなたと夢を〜
結局デザートは3品で、雪ちゃんはそれも完食しドリンクバーに向かう。
相談する気無くなってきたな…コーヒーを飲みながら、空になった食器の数々を呆然と眺める。
「あ〜雪もうお腹いっぱい。」
ドリンクを持ってきた雪ちゃんがお腹を抱え言う。
─そりゃそうだろ…
「で、相談て何ですか?」
「あっ…えっと…」
結局仕事中も相談内容をまとめ切れず、モゴモゴしていると…
「朱美さんの事が好きなんでしょ?」
雪ちゃんがニヤニヤしながら俺の顔を覗き込む。
「…まぁ結論から言うとそうなんだけど…」
煮え切らない俺に雪ちゃんが背中を押す。
「好きなら好きって言えばいいじゃないですか?店長なんてもう二人が付き合ってると思ってますよ!」