Jully〜あなたと夢を〜
「本当に好きで、誰にも負けない想いを持ってるなら、フラれた後の事なんて考えないと思います。」
「……。」
「もっと自信を持って、告白した方がいいと思います。成功するものもダメになりますよ!」
確かに雪ちゃんの言い分も分かる…。俺はこの関係が壊れるのが嫌だった。
「…ありがとう雪ちゃん。俺がんばるわ。」
雪ちゃんの言葉で勇気が湧いてきた。そうだ告白する前からこんな弱気でどうする。
それを聞いた雪ちゃんは、ニコッと笑ってドリンクバーへ。
1人残された俺は、いつ何て言って告白するか考えていた。
「オリジナル曲は出来たんですか?」
ドリンク片手に戻って来た雪ちゃんが聞いてきた。