白い想い
中井「すいません、いきなり変な事聞いちゃって」

美咲「何でかな。理由か。理由はないな」

中井「橋本さん」

美咲「ごめんね、暗くしちゃったね。見て見て、外きれいだよ」

中井「橋本さん、ぶっちゃけて言います。俺、橋本さんが新入社員で入って来た時から好きだったんです」

美咲「えっ」

美咲、手に持っていたカバンを下に落とす。

カバンの中身が散乱する。

カバンの中にはバレンタインのチョコが入っていて、中井の足元に落ちる。

美咲「ごめんなさい」

二人、カバンの中身を拾う。

中井、チョコを拾う。

中井「これ」

美咲、中井からチョコを奪い取り、カバンにしまう。

美咲「ごめんなさい」

中井「橋本さん」

美咲「彼に渡しそびれちゃったんだ。カバンの中に入れっぱなしにして、バカだね、私。もうあげれないのに」

中井「橋本さん、まだ」

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