ガラス越しの恋
「花蓮、クリスマスイヴは空いてるか?」

「うん」

「出かけないか?」

「良いの?」

「何遠慮してるんだ」

いつも人に奢らせてる癖にと笑って頭を撫でられた。

光臣くんが笑った時に、普段より顔が幼くなるのが好き。

男のくせにやたらと綺麗な顔してるのに口が悪くて、最初はケンカばっかりだったけど、いつの間にか好きになってた。

器用な癖に、へんな所が融通がきかなかったりして、お互い譲れなくて大ケンカした後に好きだと言われた。
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