地下裏の恋
自分が、こんな気持ちになるなんて、想像もしなかった。


キラキラな未来がある。と、信じて疑わない時だってあったんだ。


だって、大好きだった。


確かに優柔不断だったけど、優しい彼が、大好きだったんだ。


こんな日が、自分から別れを切り出す日が来るなんて、思いもよらなかった。


ずっと一緒にいるんだ。って、そう思ってた。


私は…。


私は、私に、困惑した。


過ぎたはずのキラキラな時間が、私の脳裏を支配し始めた。


せっかく浮上してきた気持ちも、また、下降し始める。


本当に、


本当にこれで良かったをだろうか…。
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