夏恋
それから二人でグチャグチャになったたこ焼きを食べた。食べている間も海斗は話を盛り上げてくれた。
「そろそろ、帰ろうかな」
「じゃあおくってくよ!」
「いいの?ありがとう♪」

帰り道、妙に静かで緊張する。
何か話さなきゃってずっと思っていたけどとうとう家についてしまった。
「今日はありがとな。楽しかったよ。色々とごめんな…」
「海斗謝りすぎ~!私は楽しかったしよかったよ♪また遊んでね」
「おうっ」
美沙はアパートの階段を駈け登った。
そしてカギをあけ、部屋に入った。
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