カレ×カノ




息をきらして秀が教室に入ってきて、美珠と目が合う


「まっ間にあった~ハァ。あっ美珠おはよ~あのさぁ聞いてっ」


ドガっ   鈍い音が響く


美珠は秀がすべて言い終わる前に、秀の尻に蹴りを一発


「・・・っ!!!何で蹴るんだよぉ~(泣)俺何かした~?」


少し目を潤ませながら、お尻をおさえている秀


「秀っ!!アンタ約束したよね!?アタシを起こすために電話するって!!!おかげで先生に頼まれた仕事できなかったぢゃん!!」


「うっ忘れてた・・・でっでも俺も寝坊しちゃったんだもん しょうがないぢゃん」


美珠から目をそらす秀


コイツ~開き直りやがって


「ふ~ん。そうゆう態度とるんだぁ~」


腕を組んで秀から目を離さない美珠


「ゴッゴメンって!仕事手伝うからさぁ 許して」


少し上目遣いの秀の顔が可愛くて、おもわず許しそうになる


「手伝うのは当たり前!!それより今、ココア買ってきて」


「えぇ~もぅ授業はじまっちゃうよ~ 買ってくるけどさぁ」


あっと言う間に走って、美珠の前から消えた秀




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