俺の隣りで笑っとけ
第一章【過去】
1 お前の笑顔
「ねぇ聞いて!漣(レン)!私ね、付き合う事になったんだよ!!」
突然俺に告げたお前は俺の近くにいる時よりも笑っていて。
とても俺じゃ敵わない相手なんだ、
って暗いどん底に突き落とされた。
「へぇ、どこの奴?」
なんてお得意のポーカーフェイスで言ったが内心はソイツを殺したかったほど、悲しかった。
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1 お前の笑顔