俺の隣りで笑っとけ



「じゃーな」



ポケットに突っ込んでいる方じゃなく、片方の手を振り、去って行く。




本当は俺が居たかった桃華の隣りのポジション。




悔しくて




悔しくて...



目頭が熱くなった。



――ポツ



俺の熱くなった目頭に小粒の水滴が落ちてきた。





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