わたしだけのサンタクロース



ホットココアとホットコーヒーを買い、芽依たちは観覧車に乗った。



芽依にとっては決戦の時。


「うわ、マジ綺麗だな」



ほとんど窓になっている観覧車の中から外を見るイチの目が輝いている。



本当に子供みたいだね。



でも、そんなところも全部ひっくるめてイチが大好き。



「イチ…さっきお店でさ、『芽依がくれる物だったらなんでも嬉しい』っていったよね?」



「言ったよ。それがどーした?」



イチは今から芽依が言おうとしていることを何も知らないから、急にこんな事言われても解んないよね。



イチ、絶対驚くよね…



「芽依ね…イチにどう思われているか知らないけど、芽依はイチが好きなの、大好きなの!!芽依はイチと付き合いたい!!」











「…え」



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