わたしだけのサンタクロース



「がんばらないとダメなの?」



「そうよ。芽依子も頑張って綺麗な大人になるの」



めいもっ!!何本気にしてるのよっ!!本当に素直な子供は扱いやすいはねぇ…



「おとな?おとなにならないとサンタさんは、めいのものになってくれないの?」



「ただの大人じゃダメよ。ママみたいに綺麗じゃないと」



「めいきれいになるっ!!きれいなおとなになったらサンタさんがめいのものになってくれるんでしょう?」


ふふふ、とママは優しく微笑んだ。



「わかったら、プレゼント選びなさい。ママがサンタさんにお願いしてあげる!!」



「うんっ♪コレにする!!」


「早いわねぇ…」



めいが指差したのはお姫様のドレスやティアラが付いたセット。



「パパ、この子アタシ以上の女になるわよっ(笑)」



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