チョコレートフォンデュ
りぃから電話が来た時、私は実家の自分の部屋に居た。狭い六畳の部屋。ごちゃごちゃ物がいっぱいあって、ディズニーグッツが溢れていた。プーさんの写真立てには、りぃとマックで撮った写真が飾ってあって、短大に入った後も未だに女子高校生の部屋みたいだった。
ベットの上でゴロゴロしていた時着信の名前を見て、りぃだってわざわざ声に出して言ったのを鮮明に覚えている。
週末だったから、今からご飯でも行かない?って誘われるのかなって思って普通に電話に出た。
でも、りぃは私をご飯になんか誘わなかった。
いつもより低い声でりぃは私に聞いた。
「豊と会ってるの?」
って。
寝っ転がりながら電話に出た私は、りぃの声を聞いてベットの上で起き上がり、りぃに聞いた。
「会ってないよ。なんで?」
確かにカラオケで会って以来、一度も豊とは会っていなかった。
だから嘘ではない。
でも、きっとその時私の体に嘘発見器が付いていたら、ちゃんと反応したに違いない。
明らかに私は動揺していた。
ベットの上でゴロゴロしていた時着信の名前を見て、りぃだってわざわざ声に出して言ったのを鮮明に覚えている。
週末だったから、今からご飯でも行かない?って誘われるのかなって思って普通に電話に出た。
でも、りぃは私をご飯になんか誘わなかった。
いつもより低い声でりぃは私に聞いた。
「豊と会ってるの?」
って。
寝っ転がりながら電話に出た私は、りぃの声を聞いてベットの上で起き上がり、りぃに聞いた。
「会ってないよ。なんで?」
確かにカラオケで会って以来、一度も豊とは会っていなかった。
だから嘘ではない。
でも、きっとその時私の体に嘘発見器が付いていたら、ちゃんと反応したに違いない。
明らかに私は動揺していた。