チョコレートフォンデュ
カウンターに戻ると田中さんが、
「どうしたの?」
と、心配そうに・・ではもちろん無く、好奇心旺盛に目を輝かせて聞いてきた。
本当に、恋愛経験少ないんだろうなと思いながら、何でもないです、と軽くあしらった。
さすがに土足で他人の事にズカズカ足を踏み入れるほどの勇気は無かったのか、大人しくカウンターを拭き始めた田中さんを見て、当分彼女できないだろうなと心の中で呟いた。
あっくんは帰り際、明日も来るから。と言って、帰って行った。
結局コーヒーは半分しか飲んでおらず、勿体無いと思いながらも、早く帰ってくれた事にほっとしていた。
4時になると、5時入りのはずの女子大生、牧野さんが店に入ってきた。
「今日早いですね~」
彼女は田中さんと同じで、私よりも一つ上なので、敬語を使う。
でも彼女は気さくな人で、敬語使わなくていいからと、初めに言ってくれた。
だから、私も簡単な敬語しか使わない。
「うん、ちょっと授業が早く終わっちゃったから!なんか、今日空いてるね。」
「そうなんですよ。暇っていうのも、時間が経つの遅くて嫌ですね。」
牧野さんは裏にジャケットとバックを置きに行くと、自分でコーヒーを注いでカウンターに座った。
一応、バイトがある時は好きなものを勝手に飲んで良い事になっている。
「どうしたの?」
と、心配そうに・・ではもちろん無く、好奇心旺盛に目を輝かせて聞いてきた。
本当に、恋愛経験少ないんだろうなと思いながら、何でもないです、と軽くあしらった。
さすがに土足で他人の事にズカズカ足を踏み入れるほどの勇気は無かったのか、大人しくカウンターを拭き始めた田中さんを見て、当分彼女できないだろうなと心の中で呟いた。
あっくんは帰り際、明日も来るから。と言って、帰って行った。
結局コーヒーは半分しか飲んでおらず、勿体無いと思いながらも、早く帰ってくれた事にほっとしていた。
4時になると、5時入りのはずの女子大生、牧野さんが店に入ってきた。
「今日早いですね~」
彼女は田中さんと同じで、私よりも一つ上なので、敬語を使う。
でも彼女は気さくな人で、敬語使わなくていいからと、初めに言ってくれた。
だから、私も簡単な敬語しか使わない。
「うん、ちょっと授業が早く終わっちゃったから!なんか、今日空いてるね。」
「そうなんですよ。暇っていうのも、時間が経つの遅くて嫌ですね。」
牧野さんは裏にジャケットとバックを置きに行くと、自分でコーヒーを注いでカウンターに座った。
一応、バイトがある時は好きなものを勝手に飲んで良い事になっている。