チョコレートフォンデュ
ブラブラといつもの散歩コースを歩いていると、前から日本人の若い団体が歩いてきた。


みんな酔っ払ってるっぽい・・・。


私と通り過ぎるとき、日本人の私を意識してか、みんなジロジロ見てくるのが分かった。

それか、私がスウェット姿でこんな所をウロウロしてるから変に目立ってしまったのか・・・。


勝手にTimes Squareを地元扱いしていた私は、完全に近くのコンビニへ行く格好だった。


伏せ目がちにその日本人の団体と通り過ぎると、スパニッシュ系のお兄ちゃん二人組に声をかけられた。


言っていることはなんとなく分かるが、さすがに英語は話せないから、

「Sorry, I can't speak English」

って笑いながら言って許してもらった。



それにしても、こっちは日本よりもみんな知らない人に声かけすぎ。


電車とかでも、知らない人同士で会話が始まっちゃうなんて、よく見る光景。

しかも意外と盛り上がってたりして。

日本もこんな風になれば良いのになぁ~。

なんて、真面目な事とか考えさせちゃうNYの魅力に私はどっぷりハマっていた。
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