星の約束
「先輩、さっきの話なんですけど…」
「うん、」
「来年もまた、一緒に来ませんか」
私はそのままこくりと頷いた。
聖はうれしそうな顔をして、また、2人のあいだにはしばらくの静寂が訪れた。
何も変わらない星空の下で、私たちは約束をした。
これからも変わらない2人であればいいなと、私は思った。
それからまた、星空を見上げた。
来年もまた来れますようにと。
fin.
090606
keico
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