同居生活は波乱の予感




「友衣。」



「ん?何?」



今にも泣きそうな私に克哉は優しい言葉をくれた。



「大丈夫だって。また遊びに来るし、友衣も家に来ればいい。」



その言葉を聞いて私はとうとう涙が出てしまった。
克哉の胸に飛び込みグスグス泣いた。
克哉は私を優しく抱き締めてくれた。



「本当はずっと一緒にいたいよぉ…。」



「ん。」



暫くそのままでいたあと二人でリビングに行った。



「…あら、もうできたの?」



「あぁ。」



「じゃあそろそろ行くわ。今までお世話になりました。」




< 214 / 240 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop