【blue】

解散

10月の第3土曜日。

juice

繭子と2人。

ロッカーに、荷物を預けてカウンターに直行した。

「やっほ」

サトシに挨拶。

「おぉ」

サトシは顔を上げて軽く挨拶しただけ。

「今日はカシスにする」

繭子がドリンクチケットを差し出して言った。

「了解」

サトシがちらっとあたしの顔を見た。

「あたしも繭子と同じでいい」

「ほいっ」

サトシなんかいつもと違う気がするんだけど。気のせいかな。
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