【blue】
あたしがカウンターに行くとサトシはニコッとした。

「あぁ、いつものサトシでほっとした」

「えっ?俺なんか変だった?」

「うん。変ではないけど。なんかいつもと違ったから…」

「まぁね。特に那智ちゃんには」

「あたしには?」

カウンターは、人が途切れてあたししか居ない。

あたしが不審そうな顔をすると、サトシが苦笑いした。

「なんだよ。その顔」

「ごめん。今日、synchronize何番目?」
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