【blue】
「ふぅー」


雅人はお茶を飲みながらため息をついた。


「那智さ…全然返信しなかったじゃん」


メールの事だ。


「ごめん…実は繭子と久しぶりにjuiceに行ってて」


「でもさ、連絡くらいできるだろ?まぁさ…俺も忙しかったからいいけど」


「…うん、ごめん」


雅人はしばらく黙った後、あたしの右手首を指した。


「これのせい?」
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