【blue】
椅子が丁度ふたつ空いていたので座った。


「やっぱ涼太、格好いいね」


さゆは手をパタパタさせている。


「うん、ほんと」


あたしは何だか、喉が乾いてきた。


「あっ居た居た」


さっきの男が近づいてきた。


「涼太、呼んできてやるよ。ちょっと待ってて」


しばらくすると、さっきの男がホントに涼太を連れてきた。
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