出逢ってくれてありがとな

スーパーに到着し時間を見ると、8時まで後5分あった。
外ではユキオがイライラしながら待っていた。
「遅ぇーよっ!中で店長待ってるから早くしろよっ!」

俺は走って中に入り店長室に行った。
中では他にも2人新人がいた。2人とも俺より2コ下で、リョウジとミカという名前だ。
朝礼が始まり、俺と他の新人は自己紹介した。

「オキノコウタって言います、M高の3年です。ヨロシクお願いします。」

俺は自己紹介が苦手でかなり小言でしゃべった。すると店長が

「接客業だからもっと元気良く大きな声で話すようにっ!」

と言ってきた。初日の最初にいきなり俺は注意され、俺はかなり不機嫌になった。
まぁこんな感じでバイトが始まった。
最初の仕事は、ジュースの品出しだ。新人のリョウジと一緒にする事になった。
リョウジはスーパーがある町のK高の1年で、ミカも同じ高校らしい。単車を買う為にバイトを始めたらしく、俺が乗って来た単車の事を聞いてきた。なかなか気が合い、すぐに仲良くなった。
品出しが終わり、俺は酒コーナーの手伝いをする用に言われた。
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