大好き
あたしは



自分の家にいた。




その日は雷がすごくて停電しそうなくらいすごい雷。




お風呂に入ろうとしてお風呂場に向かった。





そして、ちょうど台所の戸を開けたとき




ドーン


雷が落ちると同時に、ブレーカが下がった。





まっくらな暗闇。



あたしはびっくりと怖さで泣いてしまった。






すると


『実希、どうしたんだよ?おいで?』


健太の声・・・・?



恐る恐る前に進むと


ギュ




抱きしめられた。




『俺いるから大丈夫だって。俺にくっついてろよ。』




「ふっ・・・・ぇぇ・・・・」


溜まっていた涙が一気に流れた。



健太はあたしの頭を撫でてくれる。



なんでこんなに優しいの?


「ヒック・・・・ッ・・・・」


『実希、雷怖いもんな。ここまで歩いてくるの怖かっただろ?』



「ッ・・・・ぅん・・・ヒック・・・・」



あたしは健太を強く抱きしめた。


健太も抱きしめ返してくれる。
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