シルクロードはキケンな香り?
あたしの頭の線が切れた音がした。



ブス!…?


自慢じゃなぃけどあたしはブスだなんて言われたことなぃっつーの!

しかも心配してやったのに何なわけ?感じワルイ…!



「何見てんだよ!」


カッチーン!


頭にきたあたしは思わず言ってしまった。


「痛いのはこっちだょ!人が心配してんのに何なワケ?あたしがブスならあんたは老いぼれよ!」


フン。


言い返したわょ!
言い返してやったわょ!


彼もアゼンとしているようだ。



あたしは落ちていたカバンを持ち、早歩きでその場を去った。
< 3 / 38 >

この作品をシェア

pagetop