思い出のなかに




ジー・・・という音がして、シャッターが降りる時がせまる。





3・・・2・・・1・・・・・






チュッ


『!?』



私は、シャッターが降りる一秒前に、秋斗の頬にキスをした。






カシャッ!



「あー、上手く撮れたかな?」


『・・・なッ・・・・何、するのさ・・・////』


「ん?何って?・・・・キス。」


『////・・・それは分かってる。』


「じゃ、いいじゃん。頬だし。」


『・・・・じゃぁ・・・紗絵は、頬なら誰にでもするの?』


「ん?・・・・・する。」


『・・・嘘・・・・。』


「嘘。」


『・・・・・・・・。』


さて、からかうのはこの位にして。



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