思い出のなかに
『・・・・・・・。』
はぁ・・・
病院の秋斗は、壁にあるカレンダーを見て、溜め息をついた。
・・・・もう、一週間・・・・。
『・・・・さすがに・・・ちょっと、寂しい・・・。』
どうしたんだろう。
・・・こんな時、連絡手段があったら・・・な・・・・。
僕はベッドからほとんど離れられないし、第一、番号知らないし・・・。
『・・・・・ぁー・・・あ・・・・。』
ここ数日
不安感で、胸が苦しい。
僕のことが、嫌いになった?
もう、逢いに来てはくれない?
そんな不安で、いっぱいで、おちおち夜も眠れない。
『・・・・・・はぁ・・・・・。』
僕は眉をひそめ、もう一度、僕は溜め息を吐いた。