思い出のなかに
ガラッ!
『!?・・・・・あ・・・・。』
大きな音がして、びっくりして扉を見たら・・・・
そこには、息を切らした、紗絵がいた。
「・・・っは・・・・・ひ、久し振り・・・・。」
『・・・う・・・・うん・・・。』
「一週間ぶり・・・かな?・・・あ、ノック忘れてたわ。ゴメン。」
『・・・・いや・・・・いいけど・・・・大丈夫?』
「・・・んー・・・・正直、大丈夫じゃない、かな?」
『・・・・・・・・・。』
「・・・・・・っあー・・・・疲れた・・・・。」
『・・・・・こんな時間に来るなんて・・・珍しい。』
「ぁ・・・うん・・・。・・・何かさ、急に「会いたいなー・・・」って感じになって。来ちゃった。」
『・・・そう。・・・・・一週間・・・来なかったけど・・・・。』
「・・・ぁあ。私の学校、テスト期間てのあってさ。放課後、5時過ぎくらいまで勉強だから・・・。」
『・・・・そう・・・・。』
・・・・そう・・・だったんだ・・・。
・・・良かった。
嫌われて、なかった・・・・。