思い出のなかに
真実を





「千堂さん・・・・。何か、用で?」


【ぇえ。・・・ちょっと、個室まで来て欲しいの。】




何だろう。




私は個室に行くまで、「お母さんに、何て言おうか」とか、のん気な事ばかり考えていた。








真実を、宣告されるなんて。









思っても、いなかったから。




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