思い出のなかに
「・・・・嘘・・・・・嘘・・・っ!!」
【・・・・本当よ。】
・・・本・・・当・・・・?
「・・・・・・。」
【・・・・秋斗くん・・・・生まれつき、病気を持ってたの。・・・しかも、気付いたのが小学校ころで・・・・すでに、治すのが難しくなってた。】
「・・・・・・・。」
そう・・・・なんだ・・・・。
【・・・・・でも、すごいのよ。小学校の頃、余命2年だったのに・・・。・・・もう、何倍も生き延びた。】
「・・・・・・・。」
【・・・・秋斗くん・・・・何か、したい事があったみたい。『それをするまで、死ねない』って・・・・。・・・それを克てに、頑張ってた。】
「・・・・・・・。」
何だろう。
私は・・・聞いたことが無い。
【・・・・でも・・・・それも、もう限界。・・・・病魔は、意思だけじゃ、抑えられない所まで来た。】
「・・・・・・・・・。」
・・・そんな・・・・・。