思い出のなかに
・・・・一応、置いてこうか・・・・。
「・・・・・・・。」
近くで見ると、もっと痛々しくて―・・・
見ていられなかった。
枕元に写真を置いて、早々に立ち去ろうとした。
でも―・・・最後に、秋斗の顔を、じっくりと見ておきたかった。
「・・・・・・・。」
血の気が、ほとんど無い・・・
『・・・・・・っ・・・・―?』
「!?・・・・・」
・・・良かった・・・目、覚ましたかと・・・・
『・・・・・・・・・!』
「!?」
目、開けた!?