思い出のなかに



それ以来、その子のことが、頭から離れなくて


気になって気になって仕方ないから、こっそり病院に行った。



でも、病人でもない私が病院に入るのはおかしいかと思い、窓の所から、こっそりと見るだけ。



ストーカーみたい?とか思ったけど、それでも、逢いたいんだからしょうがない。






その子の部屋は2階で。


でも、両目1、5の私でも、あまりはっきりとは見えない。


そしてあれ以来、あの子が私の方を向く事も無い。



でも、何か、幸せ。






顔を見れるだけで幸せ・・・なんて



恋って・・・こういうもの?










ちょっと遅めの初恋をした私は、恋がどんなものか、よく分からなかった。





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