コンビニ王子
仕事が終わって、保育園へ息子のお迎えに行く。
「ねえママ、今日はコンビニ行かないの?」
自転車の後から、息子の声がした。
その声を無視して、コンビニの前を通り過ぎた。
息子は後の座席から身を乗り出す。
「今日は行かないの。危ないからちゃんと座って。」
「ねえママ、どうしてー、僕欲しいのがあるんだよ。」
「わかった、明日行ってあげるからね。」
ぐずる息子を乗せたまま、自転車は家に着いた。
なんかね、今日は行く気にならない。わかってるのに、わかってるはずなのに、切ない。
忙しい毎日の、ほんのささやかな楽しみだっただけ。×イチ子持ちの私が…駄目だって、本気モードは…。引かれるよ。
「ねえママ、今日はコンビニ行かないの?」
自転車の後から、息子の声がした。
その声を無視して、コンビニの前を通り過ぎた。
息子は後の座席から身を乗り出す。
「今日は行かないの。危ないからちゃんと座って。」
「ねえママ、どうしてー、僕欲しいのがあるんだよ。」
「わかった、明日行ってあげるからね。」
ぐずる息子を乗せたまま、自転車は家に着いた。
なんかね、今日は行く気にならない。わかってるのに、わかってるはずなのに、切ない。
忙しい毎日の、ほんのささやかな楽しみだっただけ。×イチ子持ちの私が…駄目だって、本気モードは…。引かれるよ。