嘘つき恋愛
明日が終われば、もぅ二度と触れることができない。
そう思うとやっぱり、涙が溢れる。
だけど泣いたりなんかしない。
迷惑だなんて思われたくない。
「…ふぅっ…っ」
必死に涙を押し殺す。
そして目元に触れた体温。
「…どうした?」
あなたの、優しい体温。
「ううん、何でもないよ。」
その優しさに飲み込まれそうになったけど、キミが辛そうに笑うから。
早く、解放したいと…思ったんだ。
「ねぇ…ま―君。」