嘘つき恋愛
「クリスマスを過ごすって所から始まったのにな…ごめんな?飽きさせちまって。」
「ううん、すごく楽しかったよ。
ありがとう…」
嘘が顔にでてしまいそうで、顔をそらした先には窓があった。
そこから見える景色は、オレンジ色で。
幸せな時間は、あまりにも短すぎるとあたしは思う。
だけど、仕方がなくて。
これ以上まー君といたら…あたしがあたしじゃなくなりそうで…
「もぅ、帰るね?あたしは1人で大丈夫だから。」
あたしはとびきりの笑顔でサヨナラをつげた。