嘘つき恋愛
ドンッ!
「痛っ」
いきなり誰かに押されて廊下に倒れ込んでしまった。
「なんで、なんであたし達じゃなくてこんなやつなの!?」
見ればやっぱり、岡田君のファン達だった。
岡田君の言うこと、聞かないのか…
のんきにそんな事を考えていると
一人のファンの手が上がった。
"殴られる"
そう感じてあたしは目をつぶった。
だけどいつまで経っても殴られるなくて。
少しずつ目を開けてみると…
岡田君がその子の腕を掴んでいた。
物凄い…力で。