ぼくと世界とキミ

食事が終わるまで、いつもの様にくだらない話をして笑い合った。

明日は晴れるのかなとか、隣村の女の子はマジで可愛いとか……ホントにどうでもいい話。

……もう……会えないかもしれない。

俺はこの村を出て、この人に一体何をしてあげられるのだろうか。


最後に何の具も無い温かなスープを飲みながら、ほんの少しだけ……涙が滲んだ。
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