ぼくと世界とキミ
「人は愚かで、卑怯で、弱く、すぐに迷い、間違え、そして流される。だからもう一度考えて欲しい!!」
ギュッと拳を強く握り締め、大きく息を吸う。
「この戦いの先に自分の守りたいモノが本当に守れるのかと!!このまま戦う事が本当に正しいのかと!!」
その俺の叫びと共に、空に激しい稲妻が光る。
「それでも戦う事が正しいと思った者、守るべきモノがある者は剣を取れ!!この俺が相手だ!!」
そう力一杯叫ぶと、右手に翡翠の剣を出し、その剣を空に向けて高く掲げた。