ぼくと世界とキミ
最終話 世界樹の幻

……風が吹いて行く。

暖かな木漏れ日の中、空を見上げると白い雲が流れていくのが見えた。

……太陽が眩しい。

時間がゆっくりと流れていくのを感じたまま、心地良い天気にそっと目を閉じた。

また風が吹き、何処からか甘い花の香りがする。

……このまま眠ってしまおうか。

意識が夢へと落ちて行く。
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