契約から繋がる-Ⅱ-
「…幸せな筈なのにな……何でか…そこまでは俺も知らないんだ…」
「…………………」
「一条が…プロポーズをした次の日に……自殺したんだ……」
「……そんな…」
言葉が出てこない…。
どうして…そんな…。
「一条は恐らく理由を知ってる。俺が聞いても…全く知らん振りでさ」
「……オーナーは……結衣さんの大切な存在に気付いて……プロポーズ…したんですね…」
プロポーズ…。
一生に一度あるかないか…。
オーナー……本気だったんだ…。